お店のブランディングのお手伝いをさせていただいております。
カメラマンの目線、またはフードスタイリストの目線でブランディングの提案しております。
マーケティングとは、オリジナリティ、コンセプト、付加価値、商品やサービスの質などを徹底的に分析して、限られた予算の中でも最大限の効果を引き出す販売戦略です。ビジネスの世界では非常に重要な視点です。しかし常に競合他社と競い合いながら生き残りをかけた消耗戦を繰り広げていてはやがてはお互いに力尽きてしまう恐れもあります。
消耗戦に巻き込まれないためにはブランディングを高めていくことが重要です。デフレ不況下でも少子化時代でも揺るがないお店は確かなブランディングが確立されているのです。
プロモーションツールを見直してみましょう。
お店様は「お客様に何を提供できるのか、どんな未来を約束できるのか」というメッセージを妥協しずに伝え続ける努力を惜しんではいけません。
チラシ、ポスター、ショップカード、ホームページ、SNSなどプロモーションツール(媒体)は多種多様になってきましたが、それぞれの特性を正確に理解しながら活用できているお店様はとても少なく感じます。特にインターネットの活用に苦戦しているお店様が多いのではないでしょうか。
大手グルメサイトや地元のフリーペーパーに依存しすぎるとブランディングの構築は進みません。グルメサイトやフリーペーパーは広告効果が見えやすいのである程度集客できているとそれだけで安心してしまいます。しかし重要なのは集客力よりもリピーターの数です。ブランディングが弱いとリピーターが少なくなり、リピーターが少ないお店はやがては集客数も減少していきます。キャンペーンで安売りをしたりクーポンで割引をして集客数を取り戻そうとして、負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。消費税も物価も上がっていく時代に値下げをすることの違和感に気づくべきです。
ホームページやブログは集客ではなく、ブランディングに活用。
インターネットは開始当初から“無料情報提供”が大原則です。閲覧者にとって有益な情報を無料で提供し合うことで成り立っている世界です。そんな所へお店の宣伝を差し込んでも閲覧者からは相手にされません。オーナー様の経歴や経営哲学もただの自慢話にしか見えません。
閲覧者にとって有益となる情報は何か?その情報を無料で提供し続けることができるのか?まずはこの辺りから考えていきましょう。
飲食店のオーナー様でしたら、料理のレシピや新メニュー開発、経営の成功体験、趣味のBGMや魚釣り、こだわりの調度品、業界のニュース…。インターネットの世界にはどんなにマニアックな情報でも必要としている人がきっといますので、不特定多数に向けたコンテンツを考えるよりも、自分が好きで好きで仕方がないものの方が続けやすいです。
SNSとの付き合い方
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は文字通り人と人とのつながりを促進・サポートする、「コミュニティ型の会員制のサービス」です。ホームページを持っていなくてもSNSを利用することで、メッセージを伝えてファンを増やしていくことができます。
Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、Pinterest、tumblr…。
現在では覚え切れないくらいたくさんのサービスがありますが、機能に大きな差が無くなってきていますのでユーザーが分散していく傾向にあります。
また、外資系のサービスの特徴として意図せずサービスのシステムが変更されてしまったり、時にはサービスが終了してしまったりする恐れがあります。SNSを提供する企業はベンチャー企業が多いため大手企業に買収されてしまったり、ユーザー獲得後のヴィジョンが明確でなかったために新規事業の投資に失敗して事業継続自体が困難になってしまう例もあります。
SNSを利用するコアなターゲットはその時代の若者ですから、拡散力のある若者のみをターゲットに絞って情報を提供するのには最適かもしれませんが、手軽で便利なSNSだけに経営の全てを委ねることは危険です。
SNSを利用するにしても重要になってくるのが、お店のオリジナリティを持ったホームページの存在ということになります。
メニュー、チラシ、ポスター、ポップ、リーフレット
ショップカード、名刺